定番ごはんのお供

花かつおと鰹節って何が違うの?味や使い方の違いをご紹介

つい最近、鰹節を購入しにスーパーに行ってきたのですが、ふと疑問に思ったことがありました。

陳列棚をよく見ると「花かつお?鰹節…?何が違うんだろう…。」

こういった疑問、皆さんもありませんか?

すごく気になったので、花かつおと鰹節の違いを調べてみました。

すると、明確な違いがあったのです!今回は花かつおと鰹節の違いから、使い方までご紹介したいと思います。

鰹節と花かつおの違い

こちらでは鰹節と花かつおの違いを紹介します。

鰹節とは?

私は、鰹節は既に”削られたもの”のイメージを持っていました。(小分けになって使いやすいもののことですね)

しかし、実は違っていまして…鰹節とは一般的に”削る前”の鰹節のことを指します。

つまり、柵の状態の鰹節のことですね。

そして鰹節には種類があり、

  • 表面が黒い『荒節』
  • 表面が白い『枯節』

この2つに分類することができるのです。

(荒節と枯節の違いについては後述しますね!)

 

では、私達がスーパーでよく見る、削った状態の鰹節はいったい何と言うのか?

これは枯節の『削り節』です。

鰹節の産地で鰹節下さいと言うと、「鰹のふしですか?削り節ですか?」と明確に聞かれるようですよ。

花かつおとは?

花かつおとは、幅1~2㎝の花びらのような薄さに”削った”鰹節のことを言います。

使用される鰹節は荒節のみ。

花かつおに枯節を使用することはありません。

 

少しややこしいので、まとめるとこうなります。

鰹節・削り節・花かつおの違い
  • 鰹節とは柵の状態のもの
  • 小分けパックされたものは枯節の削り節
  • 花かつおは1〜2cmの荒節の削り節

知っておきたい知識:荒節と枯節

先ほど登場した「荒節」と「枯節」。

この2つの鰹節を知ることで、料理をより美味しく作ることができるようになります。

こちらでは、「荒節」と「枯節」の違いや使用用途について触れます。

荒節とは?

荒節と枯節は作られる工程から違ってきます。

荒節は、まず鰹の頭と内臓を取り除き、煮ます。

そして骨を取り除き、燻製させつつ乾燥させたもの。

表面が黒いのが特徴です。

花かつおは荒節に該当します。

荒節を削ったものを「鰹削り節」と言います。

荒節の味や香りの特徴

  • 魚の香り、燻製の香りを強く感じる
  • 旨味の控えめなあっさりとした味
  • 出汁にすると濁りがある

用途

  • 基本はそのまま食べる料理に使う(例:おにぎりの具、卵かけご飯、お好み焼きなど)
  • 濁りや魚の特有の臭みがあるのでお出汁にするなら、醤油や酒が入る煮物が最適(例:肉じゃが、魚の煮つけ、ラーメンなどの出汁として)

枯節とは?

枯節とは、荒節にカビ付け+乾燥を最低で2回施したものです。

私達が鰹節だと思っている、小分けされたパックのものが枯節で出来ています。

こちらは、『花かつお』に使われることはありません。

枯節を削ったものを「鰹節削り節」と呼びます。(荒節との違いは、間に節が入っただけなので困惑しそうになりますね…)

枯れ節の味や香りの特徴

  • 上品な香り
  • 旨味が強くまろやかな味わい
  • 濁りのない綺麗な出汁が引ける

用途

  • ふくよかな香りを持ち、クリアな出汁が引けるのでお出汁そのものを味わう料理に最適です!(例:お吸い物、茶わん蒸し、おひたし、だし巻き卵、上品な味付けの煮物など)

見分け方

荒節と枯節ですが、私達がスーパーで購入する時は、すでに削られている状態なので見た目で判別できません…。

しかし、調べたところ明確な見分け方がありました!

方法はパック裏の成分表を見ること。

成分表に「かつおふし」もしくは「かつおのふし」と書かれているのもは『荒節』を加工したものです。

成分表に「かつおかれぶし」もしくは「かつおのかれぶし」と書かれているものは『枯節』を加工したものです。

用途が分かれば料理が楽しくなる

花かつおと鰹節の違いが分かりスッキリしました。

  • 私達がよく見る小分けされた鰹節は枯節の鰹節
  • 花かつおとは、厚さ1~2㎝の荒節

そして違いを見分ける方法は裏面の成分表の名称を見ることです。

違いが分かれば、今後は用途別に鰹節を選んで購入することができますよね!

食材の知識が増えると、それだけで料理が上手くなるので、楽しくなりますよ!

それでは、今日はおかかご飯をいただきまーす。

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Kenblog
ゲームを専門分野として、レビューや攻略記事のSEOライティングを行うWebライター。 自身のブログ『kenblog』は、ゲームの攻略情報、ブログの始め方などを中心に解説。多くの読者に支持されたブログの月間閲覧数は43万回。SEO対策を得意とし「テリーのワンダーランドレトロ攻略」で検索1位を獲得。 また、元料理長の経験を活かした食に関する記事執筆も得意。クラウドワークス、ランサーズを中心に活躍中。