お漬物

奈良漬けの名前の由来はやっぱり「奈良県」?歴史と特徴を詳しく

長年愛されてきた伝統のおかず、奈良漬け。

豊かな香りやクセになる食感が魅力で、お取り寄せの商品も人気です。最近は奈良漬けのレシピサイトも多く、自宅で奈良漬けを作る人も増えています。

親しみ深いおかずの奈良漬けですが、どんな由来があるのか知っていますか?その名の通り、奈良県とのつながりはあるのでしょうか。

奈良漬けの歴史と特徴を調べてみたのでご紹介します。

奈良漬けの名前の由来は…

奈良漬けという名前は、奈良で作られていたことが由来という説が有力です。

室町時代に書かれた「山科家礼記」に、初めて「ナラヅケ」という表記が見つかりました。この頃から粕漬けにした野菜のことを奈良漬けと呼ぶようになっていたそうです。

奈良漬けが広まったきっかけは、奈良にある菩提山正暦寺の清酒づくりにあると言えます。

 

菩提山正暦寺というお寺は、室町時代に清酒づくりを始めました。

そして、清酒と同時に作られる酒粕を使って野菜を漬け込んだそうです。これが現在も食べられている奈良漬けの基本の型になったと言われています。

ちなみに「奈良漬けは奈良時代に作られたのが由来である」という説もありますが、こちらも間違いではありません。

なぜなら…

粕漬けを奈良漬けの原型だと捉えると、奈良漬けは奈良時代に誕生したという言い方もできるからです。

厳密に言うと、奈良漬けという表記があるのは室町時代からですが、奈良漬けの歴史たどってみると奈良時代が由来であるという考え方もできます。

どちらにせよ、奈良漬けの由来は「奈良」にあるということです。

奈良漬けの歴史

奈良漬けの歴史は、さかのぼること1300年前

奈良時代の木簡(字が書かれた木の札)に「加須津毛(かすづけ)」という表記がありました。これが奈良漬けの最古の記録だと言われています。

最初は上流階級の食べ物であり、貴重な保存食でした。

室町時代になると、菩提山正暦寺で清酒づくりが始まります。そこで清酒とともに酒粕が生み出され、酒粕に野菜を漬け込むようになりました。

室町時代後期には、奈良漬けが有名な食べ物になっていたそうです。江戸時代になると、医者の糸屋宗仙が商品として奈良漬けを作り、日本全国に広まっていきました。

奈良漬けの特徴

奈良漬けは、酒粕に何度も漬け込んで作るという特徴があります。これにより、酒粕の豊かな風味が増しておいしくなるのです。

奈良漬けの特徴
  • しゃりしゃり、コリコリとした食感
  • べっこう色

奈良漬けならではのあの食感、美味しいですよね!ごはんのお供にぴったりのおかずです。

また、奈良漬け発酵することで作られるべっこう色はメラノイジンという物質が生成されることで出てきます。

メラノイジンは抗酸化作用があり、血管を健康に保ってくれたり腸を整えてくれたりする物質です。

おいしさと共に健康にも良い効果があるということで、長年愛されてきた理由がわかりますね。

奈良漬けの由来を知って、おいしく食べよう

奈良漬けの由来は、奈良の土地で作られたことや、奈良時代にルーツがあったことが挙げられます。

粕漬けの歴史からたどっていくと、1300年も前から食べられていたなんて驚きです。

奈良漬けは、何度も酒粕に漬け込むことで生み出される豊かな風味と、独特のこりこりとした食感が大きな特徴だと言えます。

また奈良漬けのべっこう色は、メラノイジンという物質によるものです。抗酸化作用があり、健康にも非常に良い効果があります。

奈良漬けの長い歴史を知ると、奈良漬けがさらにおいしく、楽しく食べられるかもしれません。

これからも奈良漬けを食べて、独自のおいしさを味わっていきましょう。

参考URL: 森奈良漬店

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北海道在住、ミレニアル世代のkaori619です。朝はいつも和食ごはんを食べています。毎日食べても飽きないおかずと、おいしくて身体によいおかずが大好きです。