赤い宝石のようにツヤツヤ輝くスペシャルなごはんのお供、いくら。
プチッと弾けて口の中に広がる旨みたっぷりの味わいは、老若男女の大好物ですね。
そんないくらに旬ってあるの？冷凍のいくらと生のいくらとの違いとは？
そんな疑問を調査してみました！
いくらの旬の時期とは？
いくらの旬は、9月から11月と言われています。鮭の卵であるいくらの旬は、鮭の産卵時期でもあるのです。
厳密に言うと、実はいくらの漁獲場によって旬の期間が微妙に異なります。
いくらの産地ごとの旬は次のとおりです。
| 主な産地 | 旬の時期 |
| 北海道・青森・岩手 | 9月から11月 |
| 宮城 | 10月下旬から12月下旬 |
| 新潟 | 10月下旬から11月下旬 |
産地によって旬が変わるのには理由があります。
鮭が産卵のために北太平洋の海から日本に戻ってくるのが、だいたい8月の終わり頃。
鮭は北の海からやってくるため、北太平洋に一番近い北海道からいくらの漁獲が始まるのです。
時期によって味が違う？？
いくらは旬の初期は皮が薄く小ぶりで味も薄め、旬の後期は皮が厚くなり大ぶりになり味も濃くなっていきます。
産卵に向けて卵が育っていくので、時期が下るほど大きく濃厚ないくらになるという訳なのです！
個人差はありますが、一番美味しいとされるのは10月ごろの、旬中期のいくら。
プチプチとしたちょうどよい皮の厚みと、濃厚な味わいがバランス良くとてもおいしいと言われます。
旬のいくらに含まれる栄養価とは？
旬のいくらには、たくさんの栄養価が含まれています。いくらが優れている基本的な栄養を見ていきましょう。
| 栄養価 | 100gあたりの含有量 | 魚介類のランキング |
| たんぱく質 | 32.6g | 35位 |
| ビタミンE（αートコフェロール） | 9.1mg | 7位 |
| ビタミンD | 44.0μg | 12位 |
| ビタミンB12 | 47.3μg | 14位 |
| DHA | 2000mg | 14位 |
参考URL：https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365419.htm
（日本食品標準成分表2015年版（七訂）/文部科学省）
あらゆるビタミンが豊富に含まれており、魚介類の中でもトップレベルに栄養価が高いいくら。
美味しいだけじゃなく栄養も満点だったなんて驚きですね！
老化防止や脳機能を正常化する働きのあるDHAは、青魚であるアジやサンマよりも多く含まれています。
アスタキサンチン
そんないくらに含まれる栄養価の中には、「アスタキサンチン」というものがあります。
アスタキサンチンは今注目の栄養のひとつ。非常に強い抗酸化作用をもつ成分で、特徴的な赤い色素を持っています。
アスタキサンチンの効能を見てみましょう
- 非常に強い抗酸化作用
- 肌の潤いを保つ
- 眼精疲労を軽減する
- 認知症を予防する
アスタキサンチンの抗酸化力はものすごく、同じく抗酸化力が高いビタミンC、Eよりも非常に高い数値の抗酸化力があると言われています！
なんとビタミンCの6000倍、ビタミンEの500倍の抗酸化力があるそうです。
そんなアスタキサンチンの抗酸化作用や肌を整える力は、美容化粧品にも使われているんですよ！
生いくらと冷凍いくらの違い
生いくらと冷凍いくらにはどんな違いがあるのでしょうか？調べてみました！
生いくらと冷凍いくらの買える時期
| 買える時期 | |
| 生 | 旬（9月から11月ごろ）のみ |
| 冷凍 | 一年中 |
まずは購入できる時期が違います。
生いくらが手に入るのは、鮭の産卵期である9月から11月ごろのみ。それ以外の時期には、冷凍されたいくらがスーパーに出回っています。
生いくらと冷凍いくら、おいしさの違い
| 買える時期 | |
| 生 | プチッとした食感と、濃厚な中身。 時期にもよるが、皮が気にならない。 |
| 冷凍 | 少しシワっとした食感が出てくる。皮が舌に残る。 |
新鮮ないくらとの違いはあるものの、いくらは冷凍しても味が落ちにくい特徴があります。
旬の生いくらがどうしても食べきれない場合は冷凍してしまいましょう。
旬のいくらは期間限定！生いくらを食べよう
生いくらは、旬の時期しか出回らない貴重なものでした！
アスタキサンチンといった魅力的な栄養も豊富で、ますますいくらが好きになってしまいそう…。
旬のいくらを見かけたら是非ゲットして、期間限定の生のおいしさを味わってくださいね。
