旬の食べ物

大葉の栄養を詳しく解説!旬はいつ頃?食べ過ぎはNG?

爽やかな香りで和風料理の薬味として使われる大葉。

そんな大葉は、野菜の中でもトップクラスの栄養価を誇るスーパー食材なのをご存知でしたか?

大葉の旬はいつ?食べすぎても大丈夫なの?気になる栄養価は?

大葉に関して気になる疑問にお答えしていきます!

大葉の旬はいつ?

スーパーに出回る大葉は温室栽培されているものがほとんど。そのため、採れたての新鮮なものが一年中手に入ります。

しかし、大葉本来の旬は6月~7月ごろ。
地元の農家や道の駅などで手に入るような露地栽培のものは旬の時期に買うとよいでしょう。

旬の大葉は香りが強く含まれる栄養価も高いため、とてもおいしいですよ!

大葉の栄養価とは?

実は大葉は栄養の宝庫!

体にうれしい栄養が、非常に高い値で含まれているスーパー野菜なのです。

大葉が普通の野菜と比べて優れている栄養価をあげてみます。

栄養価100gあたりの含有量野菜類のランキング
食物繊維7.3g27位
βカロテン11000μg2位
ビタミンK690μg2位
ビタミンE(α-トコフェロール)3.9mg34位
カルシウム230mg14位

参考URL:https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365419.htm
(日本食品標準成分表2015年版(七訂)/文部科学省)

 

野菜類の中でも、あらゆるビタミン・ミネラルの値が平均以上の数値で含まれており
特にβカロテンとビタミンKの値は群を抜いています!

その他にもシソ科特有の「ロズマリン酸」というポリフェノール類など、健康にうれしい栄養価がたくさん含まれているのです。

薬味だけにしておくのにはもったいないお野菜ですね!

 

それでは、大葉に多く含まれる特徴的な栄養3つを詳しく紹介していきます。

大葉に多く含まれる栄養その1~βカロテン~

βカロテンは、強力な抗酸化作用をもつビタミンAの一種です。

βカロテンに特徴的な作用は次のとおり

  • 抗酸化作用があり、がんや生活習慣病の予防に効果がある
  • 視覚機能を正常に保ち、眼病を予防する
  • 皮膚や粘膜を守り、健康な肌にする

健康に生きるために不可欠な栄養素のひとつであるβカロテン。

野菜の中でもトップクラスに含まれているのが素晴らしいですね!

大葉に多く含まれる栄養その2~ビタミンK~

血液や骨に関わるビタミンである、ビタミンK。あまり聞き慣れないビタミンかもしれませんが、人体に必須なビタミンのひとつです。

そんなビタミンKの働きを見てみましょう

  • 血液を凝固させ、不要な出血を防ぐ
  • 骨を生成し、骨粗鬆症を防ぐ
  • 動脈硬化を防ぐ

 

骨粗鬆症は女性に多い病気です。
女性ホルモンが減少する50代以降、急激に骨粗鬆症のリスクが高まります。
ビタミンKを取れる大葉ならおいしく病気の予防ができますね。

大葉に多く含まれる栄養その3~ロズマリン酸~

ロズマリン酸は、シソ科に含まれる特有のポリフェノールの一種です。強い抗酸化作用があり、近年注目されている成分です。

  • 強い抗酸化作用
  • アレルギー症状を改善する
  • エネルギー消費を促進させる効果をもつ

ロズマリン酸には花粉症にも効果があるという研究があります。アレルギー性の鼻炎で悩まされている人にとっては非常にうれしい栄養素ですね!

大葉は古代中国では漢方として、日本の民間では薬草として用いられていました。

大葉の栄養価は昔から人々の間に知れ渡っていたのですね。

大葉を食べすぎるのはNG?

薬味として少量使うイメージの強い大葉。
たくさん食べたことで悪い影響があることをを示したデータは、今の所無いようです。

ただし、日常的にたくさん大葉を触っていた場合、まれにアレルギー反応が出て皮膚炎になることがあるそうです。

大葉に限らずですが、どんなものでも過剰に摂取するのは禁物。

毎日何十枚も大葉を食べるということは避けた方がいいですね。

大葉は栄養満点の日本のハーブ!食卓にたくさん取り入れよう

大葉は他の野菜に比べても高い栄養価を誇る、とても優秀なお野菜です。

ずば抜けた栄養素と爽やかな香りは、まさに日本のハーブといった存在。

その香りから薬味に使うことが多い大葉ですが、
細かく千切りした葉をサラダにしたり、オリーブオイルと一緒にフードプロセッサーにかけてペーストにしても美味しく食べられます。

いろいろな調理方法で栄養満点の大葉を楽しんじゃいましょう!