保存方法

みりんの正しい保存方法は?みりん風調味料は保存方法が違う!?

みりん,保存方法

料理に照りとコクを与える「みりん」。

和食に欠かせない調味料のひとつであり、どのご家庭にも1本常備されているのでは?

実はこのみりんには、正しい保存方法があったのをご存知ですか?

1日2日ですぐに無くなるものではないからこそ、正しい保存方法で美味しく使い切りたいですよね!
みりんの保存方法について解説していきます。

みりんの保存方法とは?

みりんの保存にはポイントがあり、なんと「本みりん」か「みりん風調味料」かによって保存方法が異なるのです。

本みりんの保存方法

本みりんの正しい保存方法は、日光の当たらない冷暗所で常温保存すること。

本みりんを冷蔵保存してはいけない理由は、糖分が結晶化してしまうから。

糖分の結晶化とは、温度が下がることで糖分が固まってしまうこと。
本みりんには糖分が多く含まれているので、冷蔵庫に入れると糖分が固まって分離してしまうのです。

本みりんにはおよそ14%ほどのアルコール分が含まれており、分類的には酒類になります。高いアルコールは保存性を高めるため、常温保存ができるんですよ。

みりん風調味料の保存方法

みりん風調味料の保存は、開封前・開封後によって変えましょう。

みりん風調味料の状態保存方法
開封前冷暗所の常温
開封後冷蔵庫

みりん風調味料はアルコールがほとんど含まれておらず、本みりんのような保存性能はありません。

商品表示にも冷蔵庫で保管するよう記載されていますので、指示に従って冷蔵庫保存をするようにしましょう。

食塩が添加されていることで酒類に入らない「みりんタイプ調味料」。
こちらは本みりんと同様にアルコールが高いため、常温保存でOKです。
紛らわしいため、しっかりと商品表示を確認することが一番ですね。

みりんの賞味期限は?

みりんの賞味期限をみりんのタイプごとにまとめてみました。

みりんのタイプ開封前賞味期限開封後賞味期限
本みりん18か月90日
みりん風調味料12か月90日

どちらも開封前は1年近く持つものの、開封後の賞味期限は短めです。
風味を落とさないためにも、開封後はなるべく早く使い切りましょうね。

みりんが腐ると、液体に濁りが出たり酸っぱい匂いがするといった特徴が現れます。
賞味期限をちょっと過ぎたくらいじゃ腐ることはありませんが、数ヶ月などある程度の時間がたっている場合は、使用前に状態を確認しましょう。

みりんの賞味期限がきれそう!大量消費レシピってある?

みりんが賞味期限内に使い切れなそう…!そんなときは、みりんキャラメルを作ってみては?作り方は簡単です!

  1. みりんと生クリームを200mlずつ用意します(40個分くらいできます)
  2. フライパンに入れ、焦げ付かないように中火で煮詰めます
  3. とろみが強くなり、茶色がかってきたら火をとめます
  4. キャラメルをバットに流し、冷蔵庫で固めます
  5. 固まったら包丁で切り分け、完成です

200mlという大量消費ができて、本格的なキャラメルが食べれちゃいますよ。
お砂糖を使わずに作れてしまうのが驚きですね!

甘みの代用として使えるみりん。他にも「プリン」や「コンポート」の砂糖代わりにも使えます。
本みりんはアルコールが含まれているため、子どもにあげる時はしっかり火を通すお菓子に使ってみてくださいね。
加熱しないみりんをそのまま使うのはNG?子供が酔っぱらわないか心配…加熱しないみりんをそのまま使った料理は子供が食べても大丈夫?レシピを見ながら料理をしている時に迷う、みりんの使い方について解説します。...

みりんの保存はタイプを確認して正しい保存方法で♪

タイプによって保存方法が異なるみりん。

本みりんは常温で、みりん風調味料は冷蔵庫で保存し、早めに使い切るのが美味しく食べるコツでした。

実はお菓子作りにだって利用できるみりん。和食以外にも上手に取り入れて、みりんの魅力を最大限楽しんじゃいましょう♪