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牛肉しぐれ煮はどれくらい日持ちする?美味しく食べるための保存方法

牛肉しぐれ煮,日持ち

ごはんがすすむおかずとして定番の牛肉のしぐれ煮。

手間をかけずに作れて、作った後も日持ちするので、常備菜として保存している人も多いのではないでしょうか。

ご飯のお供としてお弁当に入れたり、お酒の肴にもなります。

そんな牛肉しぐれ煮、実は奥深い食べ物だと知っていましたか?

今回は、保存方法をはじめとする、牛肉しぐれ煮に関するあれこれを解説していきます。

しぐれ煮とは?

元々、しぐれ煮は三重県桑名市の郷土料理として生まれました。

牛肉を使ったしぐれ煮もその一つで、これは牛鍋料亭のまかないから生まれたと言われています。

牛肉等の食材を、みりんや酒、醤油や生姜等と共に煮込んだ料理で、「時雨煮」や「志ぐれ煮」と表記されることもあります。

しぐれ煮を作る際は、たっぷりの調味料で、甘辛くなるまで煮込んで調理していきます。

そのため、しぐれ煮は佃煮の仲間と言われています。

ただし、一般的に佃煮では使用されることのない、生姜を加えて調理するところがポイントです。

また、長時間煮込む佃煮に対し、強火で短時間で炊き込むのがしぐれ煮です。

作った後は日持ちする、美味しくて便利な保存食品です。

牛肉しぐれ煮の保存方法

では、牛肉しぐれ煮を美味しく保存するには、どのような方法があるのでしょうか。

冷蔵保存と冷凍保存の2つに分けて、見ていきましょう。

冷蔵保存がおすすめ

牛肉しぐれ煮を冷蔵庫で保存する場合、一般的に、4~5日程度が美味しく食べられる期間と言われています。

調理直後に粗熱を冷まし、清潔な保存容器に移して保管してください。

保存容器に移す際に、清潔な菜箸やスプーンを使うことも、日持ちするには大切なポイントです。

冷蔵保存した牛肉しぐれ煮は、そのままお弁当に入れてOK

冷蔵保存することで、数日間は味が落ちず、美味しく保存できます。

冷凍保存でもOK

牛肉しぐれ煮を冷凍庫で保存する場合は、1か月程度が美味しく食べられる期間の目安と言われています。

冷蔵保存と同様、粗熱を冷ましてから冷凍庫に入れるようにしてください。

その際、一度に食べる量を小分けにして保管すると、食事の際に温め直しやすいのでおすすめです。

お弁当に入れる際は、冷凍状態のまま入れても問題はありませんが、電子レンジで解凍し、粗熱を冷ましてから詰めるのがおすすめです。

牛肉以外のしぐれ煮も!

しぐれ煮は牛肉以外にも、貝のむき身などの魚介類が材料として使われることがあります。

例えば貝の一種であるハマグリ

「時雨蛤」とも言われ、発祥の地である三重県桑名市では名産となっています。

ハマグリのしぐれ煮は牛肉同様、タレがなくなるまで煮込む佃煮と違い、素材を浮かしながら短時間で炊き上げます。

そのため、素材の食感を活かすことができ、ふっくらと仕上がるのだそうです。

しぐれ煮は他に、アサリや白魚等で調理したものも有名です。

また、牛肉にごぼうや人参、こんにゃく等をプラスしたしぐれ煮もあります。

勿論どのしぐれ煮も、冷蔵or冷凍保存することで日持ちします。

牛肉しぐれ煮を美味しく食べよう!

意外と奥深い牛肉しぐれ煮。

「しぐれ煮」には歴史があることや、牛肉以外にも種類があることが分かりましたね。

そして、牛肉しぐれ煮を美味しく食べるための保存方法についても見てきました。

どんな食品にしても、美味しく食べるには、正しい保存方法が重要です。

牛肉しぐれ煮の正しい保存方法を知って、普段の食卓やお弁当で、もっと活躍してもらいましょう!