保存方法

ごまの正しい保存方法とは?賞味期限はあるの?解説します!

ごま,保存方法

簡単に手に入りながら、和風料理にお菓子にと大活躍。ごまは、パラッと散らすだけで味が決まる定番の「和のスパイス」ですよね。

実は、そんなごまには正しい保存方法があったのをご存知ですか?ごまを常温保存しておくことでおこるリスクとは?
気になるごまの保存方法について調べてみました。

ごまの正しい保存方法

 ごまを、なるべく長くおいしく保存する方法について見ていきましょう。

ポイントは、2つあります。

  • 空気をしっかりと抜くこと
  • 冷蔵庫または冷凍庫に入れること

ごまの袋の空気はしっかりと抜こう!

いりごまやすりごまはチャック付きの袋に入っていることが多いと思います。封を閉じるときは、ごまの酸化を防ぐために必ず空気を抜いてからチャックをしめるようにしましょう。

なぜなら、ごまの酸化の原因は空気(酸素)だからです。

保存の際は、なるべく酸素に触れさせないようにすることで、酸化を抑えてながく風味を楽しむことができますよ。

チャック付きの袋に入っていないごまを保存するときは、密閉容器に入れ替えて保存しましょうね。

チャック付きの袋がない場合は、タッパーなどなるべく空気が入らないしっかりした容器に入れるのがポイントです。

ごまは冷蔵庫か冷凍庫で保存。練ごまは冷暗所で。

ごまが一番楽においしく保存できるのは冷蔵庫や冷凍庫です。

低温下では酸化の進みが遅くなるため、油分がたっぷりのごまにピッタリの保存環境なのです。

いりごま、すりごまといった練りごま以外のごまは、冷凍庫での保存が一番のおすすめ。風味の低下をなるべく押さえながら、いい状態で保存することができますよ。

一方の練ごまは冷暗所での保存がおすすめです。練ごまはペースト状になっているので、冷蔵庫や冷凍庫と言った寒い場所に置くと、油部分がカチカチに固まってしまいます。
冷蔵庫から取り出してすぐに使えないのは、ちょっと不便ですよね。

練ごまは冷暗所に保管して、早めに使い切るのが一番ですよ!

ごまを冷凍庫保存するときは、温度差による結露に注意!
冷凍庫から取り出したごまは、使う分だけをサッと出して、残りはすぐに冷凍庫に戻すのがベストです。袋の空気もしっかりと抜きましょうね。

ごまの賞味期限とは

ごまを販売しているメーカー数社で確認したところ、平均的にごまの賞味期限は未開封で12か月、開封後は1か月程度としているところが多かったです。

またすべてのメーカーで、開封後はなるべくはやく食べるよう推奨していました。

開封後になるべく食べたほうがいい理由は、ごまが酸化してしまうから。

ごまは成分の半分以上が油でできています。

ごまには抗酸化成分が豊富に含まれているものの、油自体は空気に触れると酸化しやすい性質を持ちます。

酸化した油を摂取すると、場合によってはお腹をこわすなど健康に良くない影響があることも。

風味も落ちるので、酸化してしまったごまは食べないようにしてくださいね。

賞味期限のきれてしまったごまはどうする?

賞味期限切れのごま、開封後時間がたってしまったごまは食べないほうが無難です。

ごまの酸化が進んでいる可能性がありますし、保存状態が悪ければダニがいることも!

どうしてももったいない…という場合は、次のケースに当てはまっていれば十分に加熱をしてから自己責任で食べちゃいましょう!

  • 開封してから長い月日がたっていないことがわかっている
  • 保存は冷蔵庫や冷凍庫で、空気を抜いて保存していた
  • 油が酸化した匂いがしない

かくいう私自身は、多少の賞味期限切れなら自分の分として食べちゃってます。さすがに家族には出せないですけどね。

ごまは正しく保存して、開けたら早めに使い切ろう

ごまの保存方法は冷凍または冷蔵で。そして、開封後は早めに食べることがポイントでした!

体に嬉しい栄養たっぷりのごま。豊富な栄養をしっかりとごまからとるためにも、正しい保存方法で新鮮なうちに食べたいですね。

ごまを買ったら、使い切るまでは積極的に家庭料理に取り入れていきましょう!白米に混ぜ込むだけでも香ばしさとコクがプラスされておいしいですよ。

いつもの料理にごまをちらすだけで、美味しい味の発見があるかもしれませんね。